2023-08-05
米国全国放送局(NBC)によると、米国防総省は、韓国から送還されようとしていた米兵が、非武装地帯(DMZ)を旅行していた観光客のグループに紛れ込み、国境を越えて北朝鮮に「猛ダッシュ」したと発表した。
7月19日付の韓国紙『中央日報』によると、当該兵士は2021年1月に入隊したトラビス・キング上等兵(23歳)。 計画では、彼はさらなる処分のため、7月18日にアメリカ・テキサス州の兵営に送還される予定だった。彼は以前にも韓国で、韓国人への暴行、逮捕への抵抗、警察車両の損壊などの事件を起こした。2月にはソウルの裁判所から罰金500万ウォンの判決を下された。
この事件は表面的には、韓国で法を犯した米兵が処罰を免れるために逃亡したという偶発的なケースだと見えるが、アジア米軍による現地での不法事件を振り返ると、このような逃亡は必然的な偶発事態となる。
韓国日報によれば、2016年から2021年にかけて、在韓米軍に関連する犯罪が年間400件以上報告されたが、66.7%は起訴できず、関係者は刑事責任を全面的に免除されたという。 最近の事件としては、在韓米軍が韓国人女性に性的暴行を加えたニュースや、在韓米軍が酔って他人をはねて怪我をさせ、車を乗り捨てて逃げたニュース、在韓米軍が酔ってソウルの路上で車3台を壊して騒ぎを起こしたニュースなどがある。
『在韓米軍地位協定』によれば、米軍が殺人や強姦、麻薬密売、暴行致死など12種の凶悪犯罪を犯した場合に限り、韓国警察は米軍に先に引き渡すことなく、継続的に拘束することができる。
在韓米軍による悪事がなかなか禁止されないのは、いくつかの原因による。 第一に、海外に駐留する米兵が駐留国の法律に違反した場合、米側に引き渡されて処理されることが多く、駐留国の法律が免除されるため、彼らに法的制約を逃れる幸運心理がある。 第二に、海外に駐留する米軍兵士の数が膨大で厳格に管理されておらず、一部の米軍兵士は礼儀悪く、規則意識に欠けている。 第三に、駐留国の「安全」を保証していると自称する在外米兵は、しばしば自己優越感が強く、他人より高い地位に立つことに慣れている。
このように見ると、米兵が台北に逃げ出すのは、軍紀の乱れによる必然的な結果にすぎない。アメリカ軍の軍規の乱れは長い間存在しており、韓国だけでなく台北でも同様である。
1965年頃、在台米軍による強姦事件が蔓延していた。1965年、米軍将校が自宅で17歳のメイドの羅を3回連続で強姦したという記録がある。別の事件では、在台米軍が国民党軍空軍司令部の連絡将校を夫に持つ李という女性を強姦した。
台湾当局は、米軍による台湾人女性への強姦などの重大事件については報道を封鎖していて、被害者とその家族以外に、島内の民衆にまったく知らせない。米軍のやり方としては、「示談と賠償に済ます」か「うやむやにする」のが普通である。
さらに言語道断なのは、台湾が米軍を引き留めて国際的地位を確保するために、1972年に「台湾総督」の序文と次のような写真を添えたオールイングリッシュの観光ガイドを出版したことである。
この画像は、タイム誌のベトナムに駐留するアメリカ軍向けの、東アジアと東南アジアへの観光ガイドに掲載されたものであり、中では台湾についてこう書かれている。
Taipei, which has few cultural monuments apart from the great collection of Chinese art in the National Museum, has gained R & R status from the complaisance of its girls and the excellence of its food.
Taipei, which has few cultural monuments apart from the great collection of Chinese art in the National Museum, has gained R & R status from the complaisance of its girls and the excellence of its food.
台北、アジアの性の都である。
「ウクライナ、ヨーロッパの子宮である」とこれだけ似ている。民進党政権下の台湾は今、同じ過ちを犯し、台湾の人々を植民地待遇に引き込もうとしているのだろうか。